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2021.04.30

【HOW TO】UHQCDってな〜に?新アプローチで生まれ変わり!

【HOW TO】UHQCDってな〜に?新アプローチで生まれ変わり!

みなさん!「パッケージ・オーダー・プロジェクト<POP>」内でも取り扱いのある「UHQCD」ってご存知ですか?“同じCDなら全部同じなんじゃないの?”と思われる方も多くいると思いますが、「従来のCD」と「UHQCD」は違う製造方法で作られており、全くの別モノなんです!とはいえ、CD規格に準拠しているので、既存のプレーヤーで再生が可能。ということで、「UHQCD」を開発したメモリーテック株式会社のHPを参考に詳しく見ていきましょう♪

 

UHQCDの特徴

・CD規格に準拠しており、既存のプレーヤーで再生可能です。

・新しく開発された製法により、従来の高音質ディスクよりさらに原盤に忠実な音を再現します。

・最高性能のクリスタルディスクに迫る高音質を手軽にお楽しみいただけます。

 

従来の高音質CD

従来の高音質CDは通常のCDの原材料を高品質のものにアップデートすることで音質向上を目指してきました。すなわち、基盤に透明度・流動性の高い液晶パネル用のポリカーボネート(※プラスチックの一種)を採用し、反射膜も廉価で入手性の高いアルミニウムから高価で反射率が高い独自の合金に変更する手法です。これにより量産されたCDは、より正確に原盤に刻まれた音楽を再現することができるようになりました。その結果、HQCDはクラシックやジャズを中心に多くのタイトルをお届けすることができました。しかし原材料のアップデートには限界があります。さらなる高みを目指すため、我々は製造方法自体を見直しました。

 

製造方法の違い

既存の音楽CDはインジェクション成形という方法で、ポリカーボネートにデータのピット(ミゾ)を記録していました。スタンパーとよばれる音源データのピットが記録された原盤を金型として使用し、高熱で溶かしたポリカーボネートを流し込んでスタンパー上のピット模様を転写していきます。この手法は生産スピードが早く効率が良いのですが、一方でスタンパー原盤のピットを正確かつ完全に転写することは不可能です。ポリカーボネートは溶けたプラスチックですからどうしても粘り気があり、スタンパーの細かいピットの隅々まで完璧に入り込む事ができないからです。液晶パネルで用いられる高品質ポリカーボネートを利用して細かい模様を再現する試みもありましたが、完全な転写は困難でした。我々が新しく開発した手法では、ポリカーボネートではなくフォトポリマーを使用してスタンパーのピットを転写いたします。フォトポリマーは、通常状態では液体ですが、そこに特定の波長の光を当てると固まる特性があります。この特性を利用することで従来のポリカーボネートでは困難であった細かいピットの完璧な転写を実現しました。液体状態のフォトポリマーはスタンパーの微細なミゾに入り込み、その凹凸をハイレベルで再現します。これにより従来の製法ではあり得ないレベルで原盤を転写・再現することに成功しました。

 

UHQCD01

 

UHQCD02

 

HF(短波)波形の比較

 

UHQCD03

 

新製法の微細ピット転写技術と反射膜に特殊合金を採用することで、HQCDよりさらにUHQCDの方が反射率が高くなり、ディスクのピット情報の読取精度が飛躍的に向上しています。 CDのピット情報を読み取った「HF波形」を観察してみてもUHQCDの方がより振幅が大きくなり、短ピットから最長ピットまでを示す「波形の網目」をより鮮明に観ることができます。

これは、カッティングスタンパーに対して、より忠実に複製され、且つ読取精度が向上していることを意味しており、マスタークオリティに極めて近いサウンドを再現しているものと考えています。

※音質の比較の差は再生環境に影響されます。

 

出典:メモリーテック株式会社

 

"UHQCD"はメモリーテック社の登録商標です。

 

いかがでしたか?「UHQCD」の特徴をおわかりいただけたと思います。ぜひ、このハイクオリティな音質で音楽をお楽しみください♪