リー・リトナー＆デイヴ・グルーシンが、40年の時を経て名盤『HARLEQUIN』の続編『Brasil』を完成！

二人のブラジル音楽に寄せる想いが凝縮した作品。　ブラジル録音。

イヴァン・リンス、セルソ・フォンセカ、シコ・ピニェイロ、タチアナ・パーハ、グレゴア・マレ参加。

リー・リトナー：信じられないほどの長い年月、一番の友人であり音楽仲間であるデイヴ・グルーシンとこの喜びを分かち合いたいです。

デイヴ・グルーシン：このプロジェクトを「ワクワク感で身震いした」と言うだけでは、全く十分な表現になりません。

リー・リトナー＆デイヴ・グルーシン『Brasil』のご予約・注文はコチラから

■CD 6月19日(水) 税込3,000円

＊日本盤CD初回特典：リトナーとグルーシンのサインが刻まれたギターピック

https://record.ponycanyon.co.jp/product/4312/

■LP (180g 重量盤) 8月03日(土)発売　　税込4,840円

https://record.ponycanyon.co.jp/product/4318/

◆特典情報

日本国内盤CD特典：リー・リトナー・モデル・ギターピック 数量限定
【スペシャル・バージョン】リーリトナー&デイブ・グルーシン サイン入

※特典はなくなり次第終了となります。

【音楽ライター金澤寿和氏による『Brasil』紹介記事】

『デイヴ・グルーシンとリー・リトナーによる85年発表の名盤『ハーレクイン』の浪漫、いま再び』

この『ハーレクイン』は、1974年にセルジオ・メンデスの自宅で邂逅したグルーシンとリトナーが、度重なる共演機会を経て、初めて本格的に濃厚コラボレイトした共同名義のアルバム。そこにシンガー・ソングライターとして参加し、２人のコラボに花を添えたのが、ブラジルの人気アーティスト：イヴァン・リンスだった。

1970年のデビュー以来、MPBと呼ばれるブラジリアン・ポピュラー・ミュージック界で活躍してきたイヴァン・リンス。彼が世界的に知名度を上げたのは、クインシー・ジョーンズの80年作『THE DUDE（愛のコリーダ）』に「ヴェラス」を提供してからだ。彼の才能に惚れ込んだクインシーは、以後も自身がプロデュースするジョージ・ベンソンやパティ・オースティンらのアルバムでイヴァン楽曲を取り上げ、ワールドワイドに彼の認知度を高めていく。並行してイヴァン自身のソロ作も作られる中、95年にグルーシン＆リトナーによる『ハーレクイン』が誕生。アルバムはグラミー４部門にノミネートされ、最優秀アレンジ賞に輝いた。

名画のサウンドトラックで知られる巨匠グルーシンも、60年代からセルジオ・メンデス＆ブラジル'66のアレンジを手掛けるなど、ブラジル音楽との関わりが深い。相方リトナーも、78年にセルジオが制作したジルベルト・ジル『ナイチンゲール』に参加。翌年にはアコースティック・ギターをフィーチャーしたソロ・アルバム『イン・リオ』を発表。ここにはグルーシンも参加している。この『ハーレクイン』後も、ジャヴァン、ジョアン・ボスコ、カエターノ・ヴェローゾらMPBの著名人と共演、96年には故・アントニオ・カルロス・ジョビンの作品集『ツイスト・オブ・ジョビン』をプロデュースするなど、ブラジル音楽に限りない愛情を注ぎ続けてきた。その映えあるグルーシン／リトナー／リンスのチームが、ここで久々に蘇ったのである。

『Brasil』のタイトルに偽りはなく、ベーシックはサンパウロでレコーディング。リズム・セクションはすべてブラジルのミュージシャンで固定されている。収録曲にはリンス楽曲に加え、ミルトン・ナシメントのカヴァー２曲やアントニオ・カルロス・ジョビン、セルソ・フォンセカの作品も。シコ・ピニェイロをフィーチャーした曲があるのは、MPBファンから賛辞を浴びるはずだ。

こうしたブラジリアン・フレイヴァー漂うエレガントなシティ・ミュージックは、有り体なフュージョンとは立ち位置が異なる。そこには、無機質な都市空間を心のオアシスへと創り変えてしまう独特のマジックが潜んでいるのだ。

【メンバー】

Lee Ritenour (guitar) リー・リトナー

Dave Grusin (piano & keyboard)　デイヴ・グルーシン

Edu Ribeiro (drums)　エドゥ・ヒベイロ

Bruno Migotto (bass)　ブルーノ・ミゴット

Marcelo Costa (percussion)　マルセロ・コスタ

Ivan Lins (vocals) イヴァン・リンス

Tatiana Parra (vocals) タチアナ・パーハ

Gre(eの上に‘)goire Maret (harmonica) グレゴア・マレ

Chico Pinheiro (guitar & vocals) シコ・ピニェイロ

Celso Fonseca (guitar & vocals) セルソ・フォンセカ

【CD収録曲(LPと別曲順)】

01 Cravo e Canela (Clove and Cinnamon)　クラヴォ・イ・カネーラ(クローヴ・アンド・シナモン)

(written by Milton Nascimento/Ronaldo Bastos)

02 For the Palms　フォー・ザ・パームズ　　(written by Lee Ritenour)

03 Catavento　カタヴェント　　(written by Milton Nascimento)

04 Vitoriosa (Victorious)　ヴィトリオーザ　　(written by Ivan Lins/Victor Martins)

05 Meu Samba Torto (My Crooked Samba)　メウ・サンバ・トルト 　(written by Celso Fonseca)

06 Stone Flower ストーン・フラワー　　(written by Antonio Carlos Jobim)

07 Boca de Siri (Keep it Quiet)　ボーカ・ヂ・シリ

(written by Chico Pinheiro/Paulo Cesar Pinheiro)

08 Lil' Rock Way　リル・ロック・ウェイ　　(written by Lee Ritenour)

09 Canto Invierno (Winter Song)　カント・インヴィエルノ　　(written by Dave Grusin)

【LP収録曲(CDと別曲順)】

Side 1

01 Cravo e Canela (Clove and Cinnamon)　クラヴォ・イ・カネーラ(クローヴ・アンド・シナモン)

(written by Milton Nascimento/Ronaldo Bastos)

02 For the Palms　フォー・ザ・パームズ　　(written by Lee Ritenour)

03 Catavento　カタヴェント　　(written by Milton Nascimento)

04 Vitoriosa (Victorious)　ヴィトリオーザ　　(written by Ivan Lins/Victor Martins)

05 Canto Invierno (Winter Song)　カント・インヴィエルノ　　(written by Dave Grusin)

Side 2

01 Meu Samba Torto (My Crooked Samba)　メウ・サンバ・トルト 　(written by Celso Fonseca)

02 Stone Flower ストーン・フラワー　　(written by Antonio Carlos Jobim)

03 Boca de Siri (Keep it Quiet)   ボーカ・ヂ・シリ

(written by Chico Pinheiro/Paulo Cesar Pinheiro)

04 Lil' Rock Way   リル・ロック・ウェイ  (written by Lee Ritenour)

【CD/LP同梱　ライナーノーツ：中原仁】